越前塗山車は木地製作からはじまり、漆塗り加飾が施され約3年間をかけて平成24年9月に完成しました。
越前漆器の職人により、布着せをはじめとした下地から蒔絵、沈金、蝋色といった最終工程まですべての作業を一貫して行なっています。
越前塗小型山車
全長1.8m×幅1.1m×高さ1.8m
越前塗山車
全長4.1m×幅2.2m×高さ3.5m
越前塗山車
越前塗山車会館
越前塗山車会館はうるしの里会館の東側に隣接をしています。扉を開けると自動的に明かりがつきご覧いただくことができます。
山車会館奥の階段から2階へのぼると金箔貼りの屋根がご覧いただけます。
うるしの里会館
東
側
出
入
口
職人工房
東側駐車場
正面出入口
建物側面
1階
2階
越前塗
山車会館
越前塗山車の見どころ
下の絵は越前塗山車の図柄の一部です
継体大王は1500年前に越前漆器の産地形成に影響を与えた人物。 茨田姫は継体大王と坂田大跨王娘広姫との間に生まれた女性で河和田地区の尾花町に住んでいたと言われています。
沈金で描かれたクマタカ。クマタカのバックの太陽は朱漆で描かれその上から沈金による作業で松の木やクマタカが描かれています。 沈金刀で鷹の羽まで丁寧に描かれており、本当に生きているような感じを受けます。
漆掻き傷をモチーフとして沈金でデザインをしました。 金箔を使用しており、黒漆をバックにとても輝いて見えます。
毎年2月に約3時間をかけて殿上山に登り、厄年になる人を雪の斜面に放り投げて厄祓いする行事です。 約400年前から続いており、1度も途絶えることなく現在も行われています。
毎年7月に地蔵堂ほかで行われる地蔵盆と病害虫駆除の祈願が一つになった行事。殿上まいりとともに河和田地区を代表する行事。
厄年になる人たちが餅を撒き、それを拾うという行事です。これは厄を餅に載せて分散させようとするものです。
鯖江市指定文化財となっているやんしき踊り。地元の祭りなどで今も踊られています。
河和田地区の山や川、田んぼなどに生息している鳥です。
継体大王と深い関わりを持つ薄墨桜。淡い墨を流したように見える風情のある桜です。 河内桃は河和田地区にある桃で継体大王がその桃をとろうとして冠を壊され修繕をしたのが河和田地区の漆塗り職人だと言われています。
鯖江市の花・木・鳥である「つつじ」、「桜」、「オシドリ」が蒔絵で描かれています。